昨日の夜、公園に行ったら桜の木がカメムシのラブホ状態になっていました。
こんな感じでブッ刺さったカメムシどもが無数にいやがるのです。
腹が立ったので、全員捕獲して食うことにしました。
ちなみに、本当はセミの幼虫(美味いらしい)を探しに公園に来たのですが、この晩は出会うことができませんでした。
セミを食おうと思い探しに行ったが時期外れだったかおらず、代わりにクサギカメムシが大量にいたので捕獲してみた pic.twitter.com/FN4NlQS5at
— 冨田 悠暉(トイドラ) (@toidora) August 7, 2021
~翌日~
16匹いたカメムシのうち3匹が死にましたが、僕は生きていたのでセミを探しに公園へ行きました。
クマゼミの成虫を4匹捕まえることができました。
手で捕まえても意外と逃げないのでかわいいですね。
ここにお湯をブチ込み、セミの本気鳴き(マジなき)を楽しみつつ虫どもを煮ます。
虫は揚げる前に煮た方が肉のジューシーさが残って美味いらしいですが、虫をジューシーに楽しみたい人は今の人間界で少数派だと思います。
~カメムシ~
多めのオリーブオイルで炒め揚げにします。
しばらくすると、突然虫どもが爆発しはじめ、油がハネて床中に降り注いだのでキレながら蓋をしました。
爆発のせいで急にカメムシ臭が広がり、部屋がカメムシ臭い焦げたオリーブオイルのにおいに満たされました。
食いましょう。
サクサク。
……まじ~~~~~
不味いです。
カメムシの香りはパクチーに似てますが、カメムシの方が薬品っぽくてフレッシュさがなく毒っぽいです。
旨味は少し感じたものの、後味の薬っぽいえぐみと苦みがいただけない。
追い打ちをかけるように、食感も最悪です。
羽と足がわしゃわしゃして口に残る。
せめて羽はちぎってから調理すべきでしょう。
~セミ~
茹でている段階から、猛烈にふかしイモのにおいが立ち込めます。
完全にジャガイモの匂いです。
ナイフで剥こうと思いましたが、普通に手で殻をちぎった方が早いです。
きれいな筋肉がつるっとむけます。
この羽の付け根の筋肉を、箸でほじくり出していきます。
オスなら腹部の発声器にも筋肉が発達しています。
分解したセミの殻はなんかプラモデルみたいになりました。
いざ実食。
うむ、不味い要素が見当たらない。
ツナよりは繊維感が強く、魚というよりは肉っぽい食感だが、なにぶんジャガイモの香りがするし旨味の方向性はエビっぽい。
茹でたせいでやや水っぽいが、味に強い主張やクセはない。
むいちゃえば見た目はツナだし味もいいので、セミは誰でも食えるのでは?
ちなみに、セミマヨは妙にデンプン感のないポテサラみたいな味になった。
~まとめ~
セミは虫っぽくなくて美味いから、みんなで食いましょう。
カメムシはうまいやつはうまいらしいので、ちゃんと選んで食いましょう。