大学生の自由帳

ペンギンパニックとエノキ工場の香り

鳩はハト目ハト科に属する鳥類の総称です。

普段我々が目にする鳩はドバト、もしくはキジバトです。

 

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2003年4月から2006年3月までの間、私は幼稚園に通っていました。そこでは運動をする前に必ず「はとぽっぽ体操」をするのが決まりでした。

私は運動が嫌いでした。だから「はとぽっぽ体操」も嫌いでした。その子供騙しの、底抜けに明るい歌詞と音楽が、嫌いでした。

 

今でも急に頭の中で「はとぽっぽ体操」が流れる瞬間があり、苦しんでいます。

 

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鳩の糞は人体に有害です。糞にはさまざまな病原体が含まれています。乾燥した鳩の糞は細かい塵となり空中に浮遊し、我々の肺に入り込みます。

 

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名古屋大学構内には鳩が多数生息しています。とても人間に慣れているので至近距離まで近づかない限り逃げません。第二グリーンベルト周辺に特に多くいる印象で、地面には糞が大量に落ちています。

たまに綺麗になっているので、清掃員が頑張って掃除をしているのだと思います。

 

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鳩を捕まえたり、卵をとったりすることは、「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護法)」により、原則禁止されています。違法に捕獲した場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられます。狩猟免許を所持し狩猟者登録を受けた場合、あるいは県知事または市町長の許可を受けた場合はその限りではありません。

 

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大学生の自由研究にはかつてENDOというメンバーがいました。彼は古典的な罠を用いて鳩を捕獲しようとしていましたが、その後どうなったのかは誰も知りません。

 

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鳩は平和の象徴とされています。

旧約聖書の創世紀「ノアの方舟」のエピソードで、洪水から7日後にノアが放った鳩がオリーブの枝を咥えて戻って来て、水が引いたことを知らせたことに由来しています。

 

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2020年の夏、私は鳩同好会を結成しようとしてポスターまで作りましたが、廃めました。コロナ禍で、ポスターを貼る大学に学生がいなかったからです。しかしそれでも鳩はそこにいました。

 

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鳩への餌やりを禁止する法律はありませんし、名古屋市にはそれを規制する条例もありません。

 

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大曽根駅周辺には隻脚の鳩がいます。隻脚の鳩に餌をやろうとすると、どこからともなく五体満足の鳩が飛んできて、餌を全部食べ尽くしてしまいます。それでも隻脚の鳩が生き延びているということは、見つからないように誰かが餌を与えているのだと思います。きっと。

 

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東京都渋谷で行われたある調査によると、鳩に餌付けをした人間の47%が鳩を好きと答えたそうです。

 

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私は鳩が嫌いです。

 

私がこの文章を書いている今この瞬間にも、目の前を悠々と通り過ぎる鳩が嫌いです。

 

 

 

でも、なんで嫌いなのかわからなくなっちゃった。