大学生の自由帳

ペンギンパニックとエノキ工場の香り

口笛で歌いたい

どうもアヤトです。

 

口笛ってカッコよくないですか。

 

古今東西、口笛は色々な方法に使われて、ムーミンを呼んだり、ヤギを呼んだり…まぁ、全体的に口笛キャラってクールで渋くてカッコいいんですよ。

 

だから、僕も、夕日をバックに河川敷で黄昏ながら、口笛で歌っていたらモテモテ間違いなしです。

 

でも、それには大きな壁があって、僕は一音しか口笛が吹けないんです。

 

ダサいですね。

 

でも、ここで諦めてはいけません。

スポ根漫画ならココで特訓しだすのでしょうが、僕は21世紀を生ける理系です。

科学の力でなんとかしましょう。

 

つまり、音源が1つに決まっている中で、観察者に複数の音を聞こえるようにすれば良い。

 

 

何を使うかわかりますね。

 

 

ドップラー効果です。

 

 

救急車のサイレンの音が通り過ぎる前と後では音が変わるあれです。

 

 

では、具体的にどうするのか。

 

とりあえず、音源たる僕が動けばいいので、止まる、歩く、走る、自転車、ぐらいを試せばいいのか。

 

計算してみましょう。

ドップラー効果の式から音源に求められる移動速度が求められます。

 

そうすると時速135キロぐらいで、からになれることがわかりました。

現実を受け入れたくなくて頭がフワフワしましたが、走るぐらいじゃダメそうです。

 

ちょっと賢い友達に相談したところ、こんな返答が来ました。

 

 

 

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むりっぽい

 

だめだこりゃ。

 

 

 

河川敷という場面設定に新幹線を持ち出すことは出来ませんし、窓が開きません。

 

 

ここで、諦めるのか!

 

 

諦めません!

吹くまでは!

 

 

 

どうにかしてやりましょう。

 

 

 

まずドップラー効果の実現可能範囲について。

 

人間の関節は時速30〜40キロまでしか出せないそうです。

 

しかし、野球のピッチャーは時速160キロとか投げるということは投げる瞬間のピッチャーの腕は160キロを超えていると言うことです。

原理としてはピッチャーは関節を複数動かすことでこの速さ実現しているようです。

 

つまり僕も、足首、膝、股、腰、首の関節を使い、

30×5=150 [km/h]

より、時速150キロで頭を振れば上下一音であれば音を変えることができると言うことです。

 

 

そして、この際、の二音を口笛で出しましょう。

 

そうすれば、ド〜ラまでカバーでき、カエルの歌なら吹くことができます。

 

 

 

その日から僕の修行は始まりました。

 

 

背筋と腹筋を鍛え、海老反りから前屈までを高速で行えることを目指し、

同時に安定的に均一な音が出せるように口笛も練習しました。

 

河川敷でブンブン頭を振りながらカエルの歌を吹く男がモテモテになるかは甚だ怪しいところになってしまいましたが、後には引けません。

 

気がつくと、風呂でも吹いていたり、電車でも吹いていたりしてました。

 

 

 

 

 

そうして一ヶ月ほどしたある日!!!

 

 

なんと!

 

 

 

 

 

 

 

素の口笛でカエルの歌が吹けるようになりました。

 

 

練習したら人間って口笛出来るようになるんですね。

めでたしめでたし。