大学生の自由帳

ペンギンパニックとエノキ工場の香り

突如出現した「二番緑地落書」を解読する

名古屋大学

それは名古屋の大学であり、旧帝大の一つでもあります。

そしてこの大学は、ごくたまに奇妙なことがいきなり起こることで知られています。

 

そんないわゆる名大の7不思議に数えられる出来事が、先日また起こりました。

第2グリーンベルトの一角、古代アリーナの広場に謎の落書きが出現したのです。

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二番緑地落書

地面に書かれたこの落書き、恐らくなんとペンキか何かで書かれています。

完全に器物損壊ぢゃん。。。

大丈夫なんでしょうか。*1

 

【もくじ】

 

「二番緑地落書」の内容

幸いにも僕は文系なので、この落書きが二条河原落書のパロディであることはすぐにわかりました。

二条河原落書とは、建武の時代に京都の二条河原に書かれた落書で、政府や世相を皮肉った文章がテンポよく書かれた稀代の名文です。

ちなみに、作者は不明。

その点は二番緑地落書と同じですね。

 

ところで、「二番緑地」というのは恐らく第2グリーンベルトのことでしょう。

画像だと分かりにくいので、僕が読み取った「二番緑地落書」の内容をここに記しておきます。

 

二番緑地落書

 

此頃緑地ニハヤル物 

不審者窃盗ボヤ騒ギ

代返落単自嘲癖

ネット弁慶ツヰッター

 

自治民青文サ連

志那ノ疫病命名権

陰キャコミュ障腰巾着

大学デビュースル成出者

 

過去ノ不祥事食当リ

未ダ引キヅル文化祭

男女差別ノ撤廃ヲ

掲ゲテ課サルルペナルティ

青色光ノノーベル賞

理系学部ノニギハヒニ

文系学部ノ老朽化

屋根ハ烏ノスミカナリ

 

人ノ死セルヲ見タシトテ

友ヲ殺セル女学生

留年ツラサニ死ナムトテ

爆破サレシハ嚶鳴館

十ヲ数フル女児ヲ

犯シツカマル准教授

草地焦ガセル不審火ハ

タバコノ所為ヤコトサラヤ

 

数アル事件ノアラマシヲ

ネットニュースデ調ベムト

検索スレバアナイミジ

インペイ体制トトノヒテ

数日前ニ騒ガレシ

緑地ノ不審火女児ワイセツ

如何ナル忖度謀リカ

頁サクジョノ嵐ナリ

 

無批判キハマル学生ノ

娯楽ハスマホSNS

内輪自虐ニマミレテハ

モラトリヤムヲトカスナリ

不況増税スタグフレ

反安倍野党カヒモナク

投票率ハ下ガレドモ

老人ノ数フエルナリ

 

御代ニ生レテサマザマノ

事ヲミキクゾ不思議共

名古屋童ノ口ズサミ

十分一ゾモラスナリ

 

令和元年

某月某日

 

 

いやすげえな???

ちゃんと7・5調かつ古語の風刺文になってます。

しかし重要なのはやはり文章の意味

幸い僕は文系なので(二回目)、受験で古文を使っています。

さっそく現代語訳していきましょう。

 

「二番緑地落書」現代語訳

ここから「二番緑地落書」の現代語訳をしていきます。

訳す上でどうしても僕なりの意訳が入ってしまっているので、

「ここ違うんじゃね?」

と思ったらバシバシコメントで指摘してください。

それではGO。

第1・2段落

最近第二グリーンベルトの周りで流行っているものと言えば、

不審者、窃盗、ボヤ騒ぎ、

代返、落単、学生の自嘲癖、

ツイッターネット弁慶になる者、

理学部自治体や日本民主青年同盟、文化サークル連盟といったいかがわしい団体、

コロナウイルス、大学による命名権の販売、

陰キャやコミュ障、他人の腰巾着となる者、

大学デビューする成り上がった学生だ。

 

のっけから超辛辣ですね。。。

「理学部自治体や日本民主青年同盟、文化サークル連盟といったいかがわしい団体」というのは、名大に存在するこれらの団体がみんな極左の政治思想を持つアヤシイ仲間たちだからでしょう。

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なぜ?????

「大学による命名権の販売」というのは、名大が去年から突然いろんな場所の命名権を売り始めたことを指していると思われます。

国立大といえどもお金がないんでしょうか。

 

第3段落

過去の名大祭で起こした不祥事、毒クレープ事件のことを、

未だに引きずって行われる文化祭。

男女差別の撤廃を

掲げて各部署に課されるペナルティ。

青色LEDノーベル賞をとったおかげで、

理系学部はたいそう賑わっているが、

文系学部の建物は老朽化し、

屋根はカラスの住処になっている。

 

毒クレープ事件については、最早多くを語ることはありません……(上のリンク参照)

とはいえ未だにその傷跡が残っているのは事実で、名大祭に出店する団体は未だに食の安全性に関する誓約書を書かされます。

「男女差別の撤廃を掲げて各部署に課されるペナルティ」は、明らかにこの出来事のことを指していますね。

男女差別を撤廃するために女性を優遇しようという大変まっとうな心掛けです(???)。

 

第4段落

人が死ぬところを見たいと思って、

友だちを殺してしまった女学生。

留年が辛いから死のうと思って、

爆破されてしまったのは嚶鳴館。

10歳の少女を

犯して逮捕される准教授。

草地を焦した不審火は、

タバコの不始末のせいか、それとも故意の放火だろうか。

 

この段落では4つの事件について触れられていますね。

それぞれ、以下の事件のことだと思われます。

名大の事件で打線組んだら絶対スタメンにはなってる顔ぶれですね。 

 

第5段落

たくさんある事件のあらましを

ネットニュースで調べようと思い、

検索してみたら、まあひどい。

名大の隠蔽体制が整っていて、

数日前に騒がれたばかりの

第2グリーンベルトの不審火や女児猥褻事件のニュースすらも、

どんな忖度や陰謀がはたらいたのか、

ページ削除の嵐だ。

 

これに関しては、僕はよく分かりませんでした。

一応調べればネットニュースは出てきますが、過去に削除された例もあったんでしょうか?

情報求む。

 

第6段落

あまりにも無批判な名大生の

娯楽はもっぱらスマホSNSだ。

仲間内の自虐にまみれて、

モラトリアムを無駄に溶かしている。

不況や増税スタグフレーションが起こり、景気は悪い。

反安倍を掲げる野党だが、成果は挙げられていない。

投票率は下がっているが、

老人の数は増えているようだ。

 

名大生は、大学生の例にもれずSNSが大好きです。

俗に名大生twitter界隈などと呼ばれる緩~いコミュニティも存在しており、そこでは日夜落単ネタやイキリオタク叩きが繰り広げられているとかいないとか。

 

第7段落

令和の時代を生き、様々な

ことを見聞きしているが、奇妙で不思議なことばかりだ。

ここに書いたことは、名大生の口ずさむ文句を

ほんの十分の一ほど書いただけなのだが。

令和元年

某月某日

 

まとめ

という内容の「二番緑地落書」ですが、具体的にはここに書いてありました。

コロナ騒ぎで大学が閉鎖されている間にいつの間にか出現していたので、いつ書かれたのかも誰が書いたのかも分かりません。

目撃者求む。

たぶん当分の間は消えないと思うので、当局に消される前にみんなで見に行ってはいかが?

あるいは誰か清掃ボランティアでもやってあげてはいかがでしょうか。。。

*1:一応言っときますが、これは大学生の自由研究の仕業ではありません。誤解なきよう。