スターウォーズエピソード9スカイウォーカーの夜明けを見ました。
スターウォーズ続3部作は、サブタイトルに注目することでその内容を理解できることがわかりました。そこで今回は、続3部作の各サブタイトルの意味を紹介します。
※ネタバレを含みます。また、あくまでも個人の見解です。
この記事では、エピソード7フォースの覚醒をep7、エピソード8最後のジェダイをep8、エピソード9スカイウォーカーの夜明けをep9と表記します
続3部作でなにが起こったか
まずはじめに、ep7からep9までの物語でどんなことが起こっていたのかを図を使って説明します。
これまでのスターウォーズでは、フォースという大きなパワーの流れが個人の外にありました。ジェダイ/シスというフォースの使い手たちは、そのフォースのどちら側につくかよってフォースのバランスをコントロールできました。
しかし、続3部作でフォースの覚醒が起きました。これによってフォースが個人の中に生まれます。そして、その覚醒が起きた個人は、フォースのライトサイドとダークサイドのバランスを保つために苦労をすることになります。
この覚醒によって、フォースの使い手に区別がなくなります。よってジェダイもシスもなくなります。
なので、フォースの使い手は新しい呼び名「スカイウォーカー」と呼ぶことになりました。
ただし、いままで通りフォースの使い手はフォースに取り囲まれていて、フォースとともにあります。
これらのフォースは、過去のフォースの使い手であったり、いま生きている別のフォースの使い手だったりします。
このように続3部作ではフォースの概念が変わり、それによってジェダイ/シスも変わって行ったので、すこしストーリーがわかりにくくなっています。
しかし、上記の内容を理解した上で各エピソードのサブタイトルに着目することで、続3部作のストーリーが簡単にわかるようになります。
エピソード7「フォースの覚醒」の意味
サブタイトルがフォースの「復活」ではなく「覚醒」である点が重要です。
つまり、これまでのスターウォーズとはフォースの概念が変わるということを表しています。なぜならフォースが復活したのではなく、覚醒したので。
ep1からep6までに出てきたフォースと同じフォースが出てくる映画だと思って鑑賞すると混乱します。
そして、その最初のフォースの覚醒は「ルーク・スカイウォーカーの中」で起きました。(これは映画の中の時間軸よりも以前に起こっています。)
その後、カイロ・レン、フィン、レイの中でもフォースが覚醒していきます。
エピソード8「最後のジェダイ」の意味
最後のジェダイというサブタイトルは、ep8の時点で「ジェダイの生き残りはルーク・スカイウォーカーだけになっている」ということと、「今後ジェダイは増えず、ルーク・スカイウォーカーでジェダイは絶える」ことを表しています。
すなわち、ジェダイは終わり、新しいフォースの新しい物語が始まって行くことを示唆しています。
ep7でフォースの概念が変化(覚醒)しましたが、ep8ではジェダイの概念が変化(終結)したと言えます。
エピソード9「スカイウォーカーの夜明け」の意味
フォースの概念が変わり、その使い手であるジェダイ/シスも変わってきました。
ではフォースの使い手は、今後いなくなってしまうのか?そうではなく、フォースの使い手は新しく「スカイウォーカー」と呼ぶことになったのが、このサブタイトルの意味していることです。
つまり、ジェダイ/シスという文化が終わったのがep8であり、フォースの使い手の新しい呼び名が誕生するのがep9であると言えます。
サブタイトルを言い換えると、「スカイウォーカーという新しいフォースの使い手がこれからの世界にバランスをもたらしていく」となります。
ではスカイウォーカーとはなにか
フォースという、個人の中で覚醒していくパワーがある。
そのパワーには、ライトサイドとダークサイドがある。
ライトサイドとダークサイドのバランスを保ち、フォースを使いこなすのが、スカイウォーカー。
これまではフォースの使い手にはジェダイとシスという区別がありましたが、これからはその区別がなくなり、フォースの使い手はスカイウォーカーだけになります。なぜならフォースのバランスは個人の中で保つものになったからです。
続3部作では、レイやカイロ・レンが、覚醒したフォースのバランスを保つのに苦悩している様子が描かれています。
最後に
この記事を書いていて、ライトサイドとダークサイドがあるのは、フォースではなく人間(個人)の中なのではないかという気がしてきました。
今回紹介した見解について、意見や感想がある方はぜひコメントをお願いします。